韓国のサイン会とはどのようなものでしょう?かなり独特なルールがあります。
韓国のサイン会とは
通常サイン会と聞くと目的の芸能人がサインをするだけ…というイメージがあるかもしれませんが、韓国のK-POPアイドルのサイン会は異なります。サイン会という名前のイベントですが、アイドルとかなり喋れます。通常1分ほどとかなりの長時間喋れるため、中にはプレゼントを持ってくるファンも多く、当然通えば通うほど顔も覚えてもらえます。もはやサイン自体はおまけかもしれません。
サイン会に参加をするには
通常K-POPのサイン会は新曲のCDのリリースに伴って行われます。中には化粧品や飲食店などとのコラボによるサイン会もありますが、今回は新曲リリース記念サイン会に特化してご紹介します。
新曲リリース記念サイン会に参加をするためには当然該当のCDを購入しなければいけません。通常CD1枚に付き応募券が付いており、抽選で100人などが当選しサイン会に参加できる仕組みとなっています。CDを購入すればするほど当選確率が上がるため、CDを複数枚、中には大量に購入するファンも多いです。これが人気グループになるとかなり多くの枚数を購入しなければならず、ファン同士での財力勝負となります。
当選発表
サイン会の当選発表はお店など主催会社のHPで後日公開されます。通常下記のようにお店のHPに名前と電話番号の一部が表示されます。
なんだか確信が持てない発表の仕方ですが、それでも表示されている名前と電話番号の情報の一部が自分のものと合っていたら当選です。サイン会の指定の日時と場所に行けばアイドルがあなたを迎えてくれます。会場へは身分証明書としてパスポートを持って行くことをお忘れなく!
サイン会の場所
サイン会イベントは2時間程度で、抽選で選ばれたファン100人規模で行われることがほとんどです。会場はソウルの場合はソウル市内のホールや施設で行われることが多いですが、郊外のイベントの場合ショッピングセンターを使ってサイン会をすることもあります。買い物客に囲まれてのサイン会となります。
ボーダーラインとは
当選した枚数はボーダー(ライン)と呼ばれ、「何枚以上購入すれば当選するか?」という目安の数字になります。当然人気グループのボーダーは高くなります。この数字は主催であるCD店舗側やサイン会の代行業者であればなんとなく分かる数字ですが、あまり出回らないことが多いです。(とは言ってもただの店員さんがボーダーを把握しているとは考えにくいですが)
ファン活動は大変!
これがサイン会の基本的な情報と一連の流れです。このようなサイン会ですが、実はサイン会の当日4〜5日前などに突然サイン会の開催や日時と場所など発表されることが多く、かなり慌ただしく始まり終わります。韓国のファンにとってもただでさえ忙しいのに、海外のファンにとっては休みを合わせるだけでなく、飛行機や宿泊先なども手配しなければいけないためかなり難易度が高く、中には日帰りで日本に帰るファンもいます。それでもサイン会の当選者を見るとかなり多くの日本人と思われる名前が多く記載されており、カムバックが近くなったら休みを取りやすくするなど、計画的にファン活動をしているのでしょう。